永野:まずは御社のご紹介、進出の切っ掛けについてお聞かせ下さい。
山田部長:旭化成塑料(上海)有限公司は、旭化成グループの合成樹脂を中国にて販売する会社です。アサクリンは旭化成の製造販売するプラスチック成形機用洗浄剤(パージ材とも呼ばれます)で、日本では勿論、世界でもNO.1の洗浄剤です。2004年9月に旭化成塑料(上海)にアサクリン部を設けてからというもの中国での入手方法のお問い合わせが頻繁になり、中国向けの輸出も2004年から飛躍的に伸びたこともあり、進出に至りました。
永野:そうですか。アサクリンは中国で市場を広げるために、さぞ苦労されたのではないですか。
山田部長:中国のプラスチック成形の現場では、日本に比べ生産効率が非常に低いのが現状です。一台の機械での多品種少量生産が要求される場合の原料樹脂の切り替えに費やす時間とエネルギーと素材のロスの大きさと、成形機内の汚れが原因となる成形不良率の高さは驚くほどです。日本や欧米に比べると、工場作業員の人件費対比ではアサクリンの価格が割高にあるということがあり、洗浄剤の使用はまだまだ普及していないのも現状ですが、勿論、中国国内でもアサクリンをご使用頂いて大きなコスト削減に役立て頂いている会社もたくさんあります。洗浄剤が普及する為には、洗浄剤の使用によってどれだけのコスト削減が達成できるかを、お客様に検証していただく必要があります。一件一件のお客様にそういう働きかけのご提案を行っていくのが我々の営業活動になります。
永野:なるほど。アサクリンは製品の品質向上、中国の環境にも役に立ちますね。今後、ジャストインタイムの生産システムを迫られた自動車製造業を中心に、御社の洗浄剤の需要がますます大きくなるのではないですか?
山田部長:ジャストインタイムの生産システムは、多品種少量生産をいかに効率よく行うがポイントです。プラスチックの成形という現場では洗浄剤なしには決して達成できない課題です。中国では人件費が安いからといって、頻繁に人手で分解掃除をしていては大きな時間のロスと機械の損耗の危険性が大きくなってしまいます。中国の工場でも日本やタイや欧米の工場のように洗浄剤使用を工場で作業マニュアル化しないと、生産性で大きく遅れを取りかねません。また、今後中国では製造現場の環境対策が大きな課題となります。生産ではなく洗浄のために機械を動かす時間を短縮し、不良率を下げることで、原料や消費電力を節約し廃棄物も削減していくことが洗浄剤の効果的な使用により実現できます。
永野:それは「すごい」事ですね。でも、世界一の洗浄剤ということですが、模倣品、競合品との戦いが激しいと思います。御社は中国で、どんな戦略を出して、ブランドイメージを高めていますか。
山田部長:アサクリンは1990年に発売以来、常に性能、品質の改良に取り組んできました。昨年も新しい改良品を発売したばかりです。性能、品質、技術サービス、供給体制などで常に世界最高の洗浄剤であることが旭化成アサクリンの最も大事な戦略です。 日常の営業活動は勿論、展示会や専門誌への広告によりお客様に積極的に情報提供を行ってまいります。
永野:さすが世界一ですね。それでは、最後に、御社の今年の目標をお教えください。
山田部長:今年は、昨年に引き続きより多くのお客様にアサクリンをご紹介し、中国での販売量を倍増することを目標としています。アサクリンのご使用によって、大幅な生産コスト削減に繋がるご提案を一軒でも多くのお客様にしてまいります。宜しくお願いします。
これからも会員製造業様のお悩みやNCNCへのご要望についてどんどん聞かせて頂きます!
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