阿部:まずは上海進出のきっかけをお聞かせ下さい。
韓氏:日本でのお客様が上海に進出することになり、上海でそのお客様に部品を納めることになったのがきっかけです。(上海未路駆工具有限公司)1997年に工場を設け、自社の成形品に現地で調達した金属部品を組立、納品しておりました。張総経理の上海未路駆塑料製品有限公司は2006年に上海未路駆工具有限公司の成形事業部が前身となって設立した会社で、未路駆工具のプラスチック部品の他、射出成形品や真空成形品の受注を行っております。
阿部:中国にはライバル企業が多いのではないですか?
張氏:もちろんたくさんいます。競争はとても激しいです。しかし、弊社は日系企業として「品質、技術、サービス」の点で他企業と差をつけています。品質面では全品検査を行っており、ISO9001:2000品質管理システムも取得しております。技術面ではあらゆるお客様の要求に対応できるだけの技術があります。特に真空成形金型は自社製作で公差0.1までの精度の高いものがご提供できます。サービス面では設計段階から成形まで一貫したサービス体系を整えておりますし、クレームの対応も徹底して行っています。また、最近では環境対策にも力を入れており、ISO14001:2004環境管理システムも取得済みです。
阿部:「品質、技術、サービス」、これらを中国で徹底させるのには苦労も多かったと思いますが、御社なりに工夫された点は何ですか?
張氏:弊社では社員を大切にすることを心掛けています。朝礼で社員の意見を聴いたり、福利厚生の充実も図っています。また、弊社の食堂は社員が気持ちよく食事が出来るように清潔を保ち、側面から社員を支えております。
韓氏:その他、毎年未路駆グループが行う事業発表会では、「提案賞」や「努力賞」といった賞を設け、その年の優秀な社員を表彰します。このような工夫の櫂があり、弊社の品質・技術・サービスの向上はもちろん、開発力も実力をつけました。現在は、お客様の要求に応じた生産だけではなく、お客様に「こういう製品はいかがでしょう」と提案もしております。
阿部:それはすごいですね。今後ますます御社の開発力がアップすることを期待しています。最後に今後の目標を教えて下さい。
張氏:まずは中国国内での受注をもっと増やしていきたいです。そのためにNCネットワークチャイナも利用しています。実際に取引が成立したこともありますよ。
韓氏:今後は上海未路駆の製品を第3国へ拡販していきたいと思っております。そのために技術力の向上、設備の導入をしていく必要があります。第3国に製品・工場とも進出し、世界にミロク製品を広げていきたいですね。
阿部:中国での拡販はNCネットワークチャイナがサポートをさせて頂きますので宜しくお願いいたします。ありがとうございました!
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