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まずは御社のコンデンサの役割を教えてください。 主要なものとして力率改善が挙げられます。電力会社から配給される電力を効率的に利用、無駄なエネルギーを削減し省エネに貢献します。その他に雑音を取る、電気の流れをスムーズにするなど役割は多岐にわたります。最近では落雷の際のダメージを回避できる瞬低・停電補償装置を開発、半導体やLCD,PDPなどの工場でご採用いただいています。
2006年、進出に至った経緯をお聞かせください。 20年ほど前から香港の代理店経由で大陸への販売はしていましが、ここ数年の中国の経済発展に対し弊社のコンデンサが十分に対応できてないのではという懸念から自らの進出に至りました。赴任してきてまず遭遇したのは巷にあふれる指月の偽物。弊社現地法人名に関しても当初「指月」で申請したところすでに同業他社が登記していたためやむを得ず「獅子起」(「SHIZUKI」に中国語の発音が近い)を付随させたという経緯があります。しかしこれも裏を返せば指月が中国でコンデンサのブランドとして認められている表れでしょうね。
巷に氾濫する廉価なコンデンサと勝負する上で指月ブランドならではの特性は? 品質の差は歴然です。まず製品の寿命が長い。それは日本では通常10年更新が中国では1〜3年で交換されていることからも分かります。さらに放熱が少なく省エネに優れている。他に細かい点を挙げればきりがありませんが、NASAをはじめボーイング社、有人潜水調査船「しんかい」、原子力発電所、新幹線と万が一にも事故が起きてはならない場所では必ずといっていいほどご採用いただいています。巷に氾濫する廉価なものには高調波対策がなされていない製品が多くあり正直不安を感じます。
高調波とは? 高調波とは「省エネの唯一の陰」とも評される障害であり、基本周波数に対して3倍、5倍、7倍と整数倍にあたる周波数の電気のことです。高調波はテレビ・ラジオの雑音や音質低下の発生、モーターの異常音、ロボット暴走、ライン停止等様々な現場に被害をもたらします。コンデンサは特に影響を受けやすく加熱、焼損の恐れがあり実際火災事故に発展したケースもあります。
それは恐ろしいことですね。高調波には通常どのような対策がとられるのですか? コンデンサの場合は過大な高調波電流の流入を抑制する働きをするリアクトルを付随することにより回避できます。日本ではすでに義務化されていますが比較的高額が故、中国では設計図面にあっても現場の判断で取り除かれてしまうこともあります。
電力関係は日中間の法令に差があり華東地区進出日系企業にとっても頭の痛い問題ではないでしょうか。そういった状況下、専門家としての御社が目指すのは?
ハード、ソフトとも電力関係をトータルサポートできる企業として存在感を示したいですね。例えば先ほどお話した高調波問題ですが日本なら常駐する電気主任技師が当然把握しています。しかし中国の現場には電力の専門知識のある人はほとんど配置されていないのが現状です。実はソフト面の強化の第一歩として今年5月から「高調波測定」を始めました。工場やビルの高調波を測定しレポートを作成、改善策をご提案いたします。高調波の心配はもちろんですがやはり省エネ、BCP(Business Continuity Plan)を考えるなら品質の良いコンデンサ及びリアクトルの採用を検討して頂きたいですね。他社製のコンデンサでも対応可能ですので電力品質関係で疑問がございましたらお気軽にお問合せください。
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