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古庄氏は2年前の上海赴任当初、工場の床を明るい緑色に変えた。それまでのネズミ色の制服も一掃しようと、自ら素材とデザインを選んだ。色は清潔感のある薄いグリーン。シャキッとしたシルエットで、冬服のデザインは立襟、管理者用の帽子は野球帽風のキャップと、センスの良さを光らせる。
家電と自動車関連のワイヤーハーネスを製造する上海竹井電子有限公司は、1994年10月、東京練馬に本社を置く株式会社ジョウホクを中心に作られた日中合弁企業だ。家電関連部門は日系メーカー各社に直接納品しており、「優良協力工場」として表彰を受けるなど、取引先各社からの信頼を不動のものとしている。自動車関連部門は2年半の準備期間を費やし、2006年11月、自動車に特化したISO/TS16949規格を取得。日系自動車メーカー各社の回路用ハーネスを一手に手がけている。自動車1台に2000近くもあるという回路のハーネスの一部を製造しているが、そのひとつにはエアバック関連のハーネスもある。一定以上の衝撃に応じて、確実にエアバックが膨らまなくては人命は守れない。その責任は重大だ。
顧客は世界中に工場がある日系企業が多いため、ここ上海で生産したもののうち6割は日本のほか、東南アジアや欧米に輸出している。世界中に散らばるエンドユーザーの需要を考え、鉛やカドミウムなどの六元素は確実に排除する。材料は全て分析検査にかけ、品質を確認、工場内で使うラベルやボールペン一本についても例外はない。当然、管理は非常に厳しい。
工場に行ってみると、スタッフの帽子が担当業務によって色分けされ、管理者がすぐに識別できるようになっていた。厳しい管理のための小さな工夫だ。こうした工夫やたゆまぬ努力の積み重ねこそが、取引先からの絶大な信頼を築いている。
上海竹井電子の信頼を、アイトスはユニフォームという形で支えている。
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