| NC:御社の業務内容についてお聞かせください。
金子:弊社ではおもに鉄鋼を扱っています。建材としての鉄板や鉄骨のほか、製造業とも関わりが深く、車や家電、船舶など、鉄が素材に使われるものを幅広く扱います。
NC:SAP B1はそのような業務内容に適したシステムだと判断されたのでしょうか?
金子:はい。ブランドの信頼性、マルチ言語対応、そして世界中にあるサポート拠点、この三つがSAP B1最大の利点だと思いました。SAPは世界的に信頼性が高く、ITCIさんの中国でのサポートも充実しています。また、本社を東京に有し、世界中で業務を展開する弊社にとって、世界で統一されたシステムである事が必須事項でした。特に、SAPのマルチ言語対応は大きな魅力でした。
NC:SAPは大企業向けというイメージがありますが、システムの規模はいかがでしょうか?
金子:SAP B1はもともと中小企業向けに開発され、価格も手頃です。他社製品への最大の不満は価格で、カスタマイズの信頼性や安定性にも不安がありました。また、鉄業界特有の規格やサイズ、重量などの入力項目がありますし、さらに関税、保険、運賃などの諸掛の入力が可能なカスタマイズが要求されます。SAP B1なら、このような各社の個性に合わせたカスタマイズが可能で、この点はITCIさんのコンサルタントに感謝しなければなりません。
小峯:各業界ごとに、それぞれ異なる商品特性項目が必要なことが多いですよね。ITCIではこれらの特性に合わせてカスタマイズを行っています。実際SAPの大企業向けパッケージを採用し、億単位の投入をすれば何でも可能となりますが、これでは一般の中国進出企業には大きすぎます。ITCIでは各企業様のニーズに合わせたカスタマイズをしています。
NC:導入の経緯と、使い心地についてお聞かせください。
金子:05年暮にソフトを導入しました。それまでは日本で開発された自社システムを使用していました。06年1月からSAP B1との並行運営がはじまり、5月からSAP B1単独となりました。従来の自社システムに合わせてカスタマイズしてもらえたので、移行は大変スムースでした。データをエクセルなどにダウンロードもできるので、販売データや経営資料の管理にも非常に便利なのがうれしい誤算でしたね。
小峯:経営管理で重要な帳票についても各社の需要に適したカスタマイズを心がけています。また、内部統制上必要となるワークフロー等の機能もSAP B1にはあります。今後はこのような機能が必須になっていくと思います。
NC:最後に今後のSAP B1活用の展望と要望についてお聞かせください。
金子:J‐SOX法に対応するため、弊社では08年から内部統制をおこなう予定ですが、SAPにしておいてよかったですね。世界中で使われているSAPは説得力と信頼性が違いますから。今後の希望としては、必要に応じ手作業で作成している経営管理情報が、そのまま画面に現れてくれたら最高なんですが、それは難しいですよね、小峯さん!(笑) |