Q まず御社の業務内容についてお聞かせください。
泉氏 本社は大阪府堺市を基盤とする、40年以上の歴史のあるアパレル企業です。1着あたりの製品価格が7〜9万円の高級婦人服を扱っており、日本やアメリカの大手アパレルメーカーに納品しています。7年前に陽光集団という中国の大手生地メーカーへの技術提携というかたちで中国に進出し、2002年に技光美創(上海)服飾有限公司を設立。2004年から小ロット対応の工場として稼動しています。同年、某大手日系アパレルメーカーとの合弁で、大ロットの製造を行う工場を南通に設立し、また現在、新たに国内販売及び素材提案型のアトリエを上海に設立中です。
Q リースの内容について教えてください。
泉氏 リードタイムが非常に短いので、日本と同じ設備を日本から取り寄せました。支払いは本社からの貸付金の返済という形式にしていましたが、金額がかさんできたので、日本のオリックス南大阪支店さんにご相談しました。すると「すでに購入した機械もリース扱いにできる」と伺ったので、今年の3月に設備の一部をオリックス中国さんからのリースに変更しました。さらに業務の拡大に伴い、7月には新規の通常リースとして島精機さんのCADCAM設備と東レさんのソフトを導入しました。
周氏 親会社への日本円返済は外貨管理局が管理するので、手続きが大変煩雑です。中国の法律では5年間は設備の所有権を移せないので、増値税の還付を受けないもの及び還付対象外のものを「リースバック」しまして、親会社への貸付金の返済が処理できました。併せて新規のリース案件を頂きましたが、中国の会計処理では日本と違い、リースした設備は固定資産として減価償却されているので、最終的にはご自身の所有となります。リース扱いで設備を増やせば、利息をお支払い頂くだけで増産に素早く対応、効率UPが可能になるので利点は大きいです。
Q リースの手続きの感想はいかがでしたか?
泉氏 10年来のお取引のあるオリックスさんですから、安心でした。1週間の間に日本と中国双方から、スムーズに処理していただきました。弊社同様、免税の条件として支払った還付金が5年経っても返済されないと悩んでいらっしゃる企業さんも多いと思いますが、リースで運用資金が解決できるのは嬉しいですね。
Q 今後はどんな展開をご計画ですか?
泉氏 日本では12年前から中国人研修生を受け入れ、また中国からも日本へ1年間研修に行かせて、技術やものづくりの考え方を教えてきました。中国の若者たちがどんどん育っておりますので今の規模で満足せず、コツコツと努力しながらより大きな夢を描きたいと思っています。その一端として国内販売及び素材提案型のアトリエを設立中ですが、また是非オリックスさんにお願いしたいと思っています。
周氏 更なる発展のお手伝いができて、本当に嬉しいです。これからもどうぞよろしくお願い致します。
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