日本で電気製品の検品を主に行っているアルピアーノ株式会社の独資により2006年、上海に艾欧普機械製造(昆山)有限公司を設立された。以来、主にテレビ、冷蔵庫などの電気製品や車両の金属部品の検査と組み立てを行っている。
商品の評価を左右するのはそのクオリティであるのは言うまでも無い。それはそのまま検品作業のクオリティが重要視されていることを意味する。検品の正確さが求められるなか、艾欧普機械製造(昆山)有限公司では、平面度測定と外観目視検査により、顧客のニーズに応えている。
各商品専用の検品器具によって商品すべてを平面度測定する。これは一度に数項目の検査を行い、また誰にでもできるため作業の効率アップに大きく貢献している。
一方外観目視検品としては、社内独自の基準によって作業員のスキルを高級・中級・低級の3段階に分類し、検品の難易度ごとに作業員を振り分け見落としのないようにしている。金属片や粉の検出には拡大鏡を使用。検品項目は商品にもよるが、多いもので50以上と徹底している。
そして実際の検品にもまして重視されるのが工場内の清掃である。金属片や粉の付着は、電気回路の破壊の原因にもなるため、繊細な商品にとって命取りになる。 ここではフローリングを使用し、毎日しっかり清掃することで、工場に見られがちな「コンクリート床に金属片が落ちている」ということがないように心がけている。
こういった基本的ともいえる作業の積み重ねにより、顧客数が1年間で約2倍にまで伸びた。顧客からの「中国のメーカーから直接購入した商品は、不良品が1~2割は混ざっていたが、艾欧普機械製造を経由したことでほぼ無くなった」との声に手ごたえを感じている。
主要な商品は松下電器のプラズマテレビ向けのヒートシンク、シャーシ、電動工具用のコネクター、ロボットのアームなど。ヒートシークは月間250万個を生産し、6ライン常時稼動をしている一方で、鉄道車輌や電動工具用部品は小ロット多品種の対応を3ライン稼動を行い、短納期対応のフレキシブルラインも装備。生産量を問わない管理体制を敷いている。
今後はRoHS対応を考慮。検品で得た信頼と実績をもとに、材料の成分分析や危険薬物の測定にも取り組んでいく考え。また、部品だけでなく機械組立も着手するなど活動の幅を広げる予定だ。 |